堤防道路

堤防道路。

そう聞いて連想することは何ですか?

抜け道
早道
狭い
こわい
スピード
景色…

時折発生する交通事故から、スピード超過を問題として取り上げられたりします。

走りやすいですからね。出しちゃうんですよね、スピード。

ゆっくり走ろうもんなら、
後続車のイラついた雰囲気がバックミラー越しに見えたりして、
妙な罪悪感なのか、劣等感なのか、
明らかにゆっくり走ってる側が「イケナイヤツ」的な感じに…(苦笑)

この堤防道路、いったいどういう存在なんでしょう?

  堤防は、河川法に定める治水施設であり、
   道路はあくまでもその付随施設。
  そのため一般道なら設置が当然のガードレールや街灯などの安全施設も、
   支柱を打ち込むといった基礎工事が堤防の強度を弱める原因となるため
    設置が許可されないことがほとんどなんだそうです。
                    (JAF MATE 2016 1・2月号より)

なるほど。

どうりで、なんにも無いはずです。


堤防道路での死亡事故の大半は、「正面衝突」「転落」だそうですが、
軽症事故では「追突」が半分以上を占めるとか。

交差点も信号もないのに、車が停車するはずないと思い込むんでしょうか。

そういえば、地元の堤防道路でも、
脇へ逸れていく道を曲がる車の急減速にドキッとした経験、あります。


確かに利用者の心がけ次第では危険度の高い堤防道路かもしれませんが、

そこでしか見ることの出来ない景色があるのも事実。

豊かな暮らしの環境確保のためにも、堤防道路との上手な付き合い方を考えたいものです。



庄内川北岸の堤防道路(洗堰付近からの夕焼け)